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綾瀬ユキによる小説ブログです。 同人的です。苦手な方はご遠慮下さい。 版権ものが大多数。紳クロまぐまお推進中☆ 気に入ったものがもしありましたら一言コメントをいただけたら嬉しいですv 気軽に話しかけてください♪
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「なぁ・・・」

「ん?」

うっすらと眼を開ける。

「いつからだ?」

「何が」

まおらの髪を上げる。

おでこにキス。

「こうやってしたいって・・・思ったの」

「うー・・・;///」

おでこをこすって、背中を向ける。

「内緒っ」

「聞かせろよ」

距離を縮める。

まおらの細い首筋が見える。

本能的に、そこに顔を寄せる。

「絶対真栗覚えてないもん」

「聞かなきゃわかんねぇだろ」

「そーだけどさぁ・・・」

ふと、窓の外を見れば、きれいなお月様。

あの日を思い出す。

まおらは目を閉じて、ゆっくり彼を胸に抱いた。

「じゃぁ・・・ちょっとだけね・・・・・・・・・」

 

眠りにつくまで、話をしよう。

過去の、いまの、これからの。

心をほどいた、素肌のままで。

                   ...end

 

 

 

 

 

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声が聞きたい
なんて
思っているのは自分だけ?

毎日顔を合わせてる わかってる
でも
部屋に一人 星が綺麗な夜は
一言でいいから
声を聞かせてよ
低い声 電話越しでも
すぐわかる 癖のある話し方
変わっていくから 不安になるから
繋がれる時だけ その時だけは
一瞬ココに、留まっていてよ。
まさか言えない
今更言えない
「君が好き」とか
「愛してる」とか

一人相撲で十分なんだ
全部忘れたあいつの側に

居れるだけ
居れるだけ
居れるだけ ホント それでいいの?

分かってるよ
もう黙ってよ
これ以上あたし 耐えられないから

どうしてあたし 光になれない
君を照らして
包み込めるのに
結局それは
わがままなのね
「名前を呼んでよ」

やっぱり私 あきらめきれない
サヨナラしたって
また会えるから
君を守るよ
あたしが守るよ

君を照らすため
あたしは光になった




*****解説。
さてさて。
なんだこれはー(笑)
真栗のを書いたあと、続編(まおらサイド)っぽく書こうとしたら、
なんか頭の中にメロディーが…歌が……。
「どうしてあたし」からがサビです(聞いてない)
なんかサブいよv(笑)
でも満足(え)
―――いつも、怖かった。

あいつはいつでも、絶対的な笑顔を振りまいていたから。
(俺にはともかく)

一度決めたら譲らない、かたくなな強い目をしているから。
(もう止めろって、何度言ってもきかなくて)

「泣かない」から――どんな時も。
痛くたって辛くたって、歯を食いしばって、

――背中を向けて、何回泣いた?
――髪を伸ばした理由も切った理由も知っているけど…

光ってやまない、あいつの、

かげを知るのは俺だけだって、

自惚れたいけど……


「名前」、もう一度呼ぶ勇気が足りない。

弱い自分が捨て切れない。

あとひとかけ、例えばあいつがくれたなら、

きっと絶対。
(つづき)
郵便屋さん「何一人うんうん唸ってるんですか?お決まりになりましたか?」
真栗「えっ、あ、やややっぱり、しーずんに入れといて下さい!!(>_<)」
郵便屋さん「そうですか………残念ですね(にこっ)じぇらし…」
真栗「え?」
郵便屋さん「いえ☆なんでも無いです(危ないっ;バレるトコだった…)」
真栗「郵便屋さんは~?」
郵便屋さん「ふむ…そうですね。考えておきます。(にこ)では」
真栗「あっ………!行っちゃった…」
てくてく…郵便屋さんは去ってしまいました。
真栗「…メアド聞こうと思ったのに(泣)」
肩を落として真栗は生徒会室へ戻っていきました。
郵便屋さん「…ふーんだ。いいもん、絶対あいつには入れないっ!」
しかしいつまでもふくれつらではお仕事に差し支えます。
再びいつもの笑顔で、てくてく…と郵便屋さんが学園内を歩いてゆきます。
ばるくん引き連れ、てくてくと。
おや、なんだか先生方の声がしますよ?
(つづく)
郵便屋さん「あ、真栗さんじゃないですか(にこーっ)」
真栗「(ズキュン!!)なっ、何してるんですか?」
郵便屋さん「人気投票を回収してるんですよ。どなたかに真栗さんの票お入れしましょうか?」
真栗「えっ、あ、うーん;(しーずんか…でもいや、俺はしーずんの事はあきらめたんだ!じゃひとつここは郵便屋さんに…あっでもそんな事したらしーずんが勘違いしちゃうし…うーん)うーん……」
郵便屋さん「何一人うんうん唸ってるんですか?お決まりになりましたか?」
真栗「えっ、あ、やややっぱり、しーずんに入れといて下さい!!(>_<)」
郵便屋さん「そうですか………残念ですね(にこっ)じぇらし…」
真栗「え?」
郵便屋さん「いえ☆なんでも無いです(危ないっ;バレるトコだった…)」
真栗「郵便屋さんは~?」
郵便屋さん「ふむ…そうですね。考えておきます。では」
てくてく…郵便屋さんが学園内を歩いてゆきます。
灰音「わっ、私の一票はもちろん閑雅さまの物です!!」
高成「灰音……(子犬の眼)」
灰音「たっ、高成さまに…も…あぅぅ;(泣)」
閑雅「灰音に何してるんだ!!(怒)僕はもちろん灰音に一票だよv(にっこり)」
高成「俺は五票は入れるぞ」
十夜「わーっ!(汗)喧嘩はお止め下さいませお二方…」
保健医「十夜くんはもちろん高成様にだね?」
十夜「無意味な質問で御座いますよ(__)」
保健医「じゃあ僕は何処かの美人さんに入れようかなぁ~(にこにこ)」
潮「もらった分灰音に入れていいか?」
保健医「ダメだよ…;」
「自分の主人に入れろ(怒)むしろ閑雅様に一票だ!」
保健医「なんだよ~絡みにくいなぁ相変わらず…あっ生徒発見」
りーこ「えっ、投票?」
ツカサ「灰音じゃん?りーこでもいいケド」りーこ「うー…///(ひそひそ)」
ツカサ「何なに?……えっ、そうなの?わかったよ…;あ、そこの郵便屋さん!すんませーん、十夜クンと灰音に一票ずつお願いしまーすっ」
郵便屋「はい、承りましたよ(にっこり)」
真栗「あっ、郵便屋さん!!vvv」

(つづく)
雨はまだサラサラと続いている。
「よい…しょっと」
まおらは太い枝に手をかけ、木をゆっくりと登っていく。
昔からおてんばだったまおらだが、さすがに高校生ともなれば身体も少し重い。
くぼみに足をひっかけて、ようやく猫の近くまで来ることが出来た。
下から見上げる真栗。
こういう時は男が行くもんだろ。
でもあいつは昔っから言い出したらきかねぇんだよな、
っていやいや、あいつも男だっつーの………
なんて事を考えているうちに、まおらはどんどん登っていく。
「大丈夫けーー?!!」
大声で呼ぶ。
「シーーーっ!!!(ばかまぐーっ!!)」
「ウゥ~……」
こちらに気付いて小さく猫がうめく。
しっぽが立って、警戒しているようだ。
「ホラ、おいで……こわくないよ」
動物と仲良くなるのは割と得意なまおら。
優しく話しかけながら手を伸ばしたが、猫は不機嫌なままで、あと少し届かない。
「う~…(もうちょい近くに…)」
もう一歩上の方に片足をかけ、左手を伸ばして…
(…せーのっ!)
一気に猫の胴を掴み、抱え込んだ。
「ミャ、ミャア、ミギャァァ!!」
逃れようと必死に腕の中でもがく猫。
「わっ、ちょ、ちょっと、暴れないでっ!!」
「ほら馬鹿っ、早く渡せっ!!」
「んー;はいっ!」
なんとか猫を真栗に渡した。
「ミャ、ミャ!!ミャー…ミー……」
猫は真栗の左腕の中になんとか落ち着いたようだ。
「ふぅー;」
二人のため息が重なる。
「油断して落ちんなよ」
「わーかってるよ!」そう言って降りていった………
が、最後の一歩を下ろそうとした瞬間。
油断したのか、雨で、足がつるっと行き場を失った。
後ろ向きのまま、木から手が離れる…
「ひゃあっっ!!!」

………ボスッ。

「……~~~っ;」
「…あのなぁ………;」
左腕には猫を抱いたまま、真栗の右腕がまおらを受け止めていた。
「ごっ、ゴメン…;」
突然の出来事……
そしてそれ以上に、その真栗腕の強さに、まおらは自分の心臓の音をどきどきと大きく感じた。
(あれ、なんか……こんなにこいつ、大きかったっけ…)
「…なんだよじろじろ見て;」
「んっ?いや…!なんでもない」
目を見られて、ちょっと下を向く。
「そうか?つーか、こいつどうするか…」
「見せて…」
猫の怪我は、命にかかわるものではないようだが、脇腹をどこかにぶつけてしまったようだ。
元気があるとは言えない。
「お医者さん連れてかないと…!」
「じゃあ、とりあえずうち来るか?」
「へ?」
いきなりの話に、まおらは目を丸くした。
「だってお前、その格好じゃ家にも帰れねぇだろ」
「あ……;」
雨の中木に登ったのだから、当然の如く、制服は雨でひどく濡れ、ところどころには泥が付いている。
まおら自身も服には非常にこだわるのだが、まおらの両親はデザイナー。
服への情熱はまおらの比では無い。
もしこんなに制服を汚したのがバレたら……!!
「ちょっとヤバい…かも………;」
「だよな。俺んち行って、車出してもらおう」
「う、うん………」
そう言って二人は真栗の家に向かった。


(つづく)
「真栗!」
あの公園で、まおらは真栗の後ろ姿を見つけた。
(やっぱり…)
今思えば「公園」は幾つもあるが、まおらはすぐにここに来た。
ここは二人でずっと遊んだ、そして真栗が………。
あの木の前に真栗が、傘をさして上を見上げて立っていた。
呼ばれてこちらを向く。
「まおら?!…お前、傘は?」
「あ…;」
慌てて傘を開いてさす。
「見ろよ」
真栗が上を指差す。
近付いてその方に目をやれば、そこには…
「………猫!?」
太めの枝が集まっているところに、猫が一匹うずくまっている。
「いや、なんか怪我してるみたいだったからちょっと様子みようとしたらさ、なんかパニックになったらしくてガーって登っちゃって…」
確かに良く見ると、脇腹の辺りが赤茶に汚れている。
雨に打たれて辛そうに目を閉じている。
「呼んでも降りねぇし、助けてやろうと登ってったら暴れて落ちそうになるしで、危なくってしょうがねぇんだ」
「あんたが怖がらせるような事したんじゃないの?」
「~っ、あのなぁ;
俺が登るからお前下で受け止める準備を…」
「待って」
真栗の服を引っ張ってまおらが言う。
傘を真栗にぐいっと押しつけた。
「まおらが行く」
「えっ、お、おい待て…!」
止めるのも聞かず、まおらは木を登りはじめた。
「お前制服…パンツ見えるぞ!?」
「よいしょ…っ……んっ……」
真栗のそんなコトバも聞かず、まおらはよじ登っていく。

(つづく)
(はぁ…)
車の中から見上げる空は灰色一色。
細かい涙を流している。
「ただいまぁー」
「あら由貴おかえり。早かったのね」
「うんー…ちょっと寝る~」
パタン…
まおらは部屋に入ると戸を閉めた。
シン…
うっすらと雨音が聞こえる。
けれどもそれがまおらには痛い程の沈黙に聞こえるのだ。
「…寝よ」

どのくらい眠っただろうか。
~~~♪♪

aikoの新曲が携帯から流れる、その音でまおらは目を覚ました。
寝転びながら電話をとる。
「ん…はい、もしもし?」
「まおらか!?ちょっと来てくれ!!!」
「は?何、どうしたの!?」
「あのな、あっ、ちょっコラ待てっ、公園!公園来てくれ、あっ…」
ブチッ…ツーツーツー
「……なっ、何なの!?」
外は相変わらず雨模様。
りぼんを結びなおしもせず。

…だけど、
傘だけつかんで、気付いたらまおらは走りだしていた。
(つづく)
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